ストレートネック2
予防の第1ステップは「正しい姿勢」のチェック
目からウロコ!首の位置は骨盤の傾きで決まる
頭部と骨盤は24個の骨でなる脊柱とよばれるもので支えられています。脊柱の首部分、背中部分、腰部分からなり、それぞれS字カーブを描くようにして、重い頭部と骨盤との間を支えています。脊柱は前に倒れますし、後ろにも反れます。さらに左右に傾き、回旋も行える万能な動きができるためにカラダはあらゆる姿勢がとれるわけなのです。
頭部と骨盤がリンクしていることはご存知でしょうか?頭部が前へうなずけば脊柱がその流れを伝えるため骨盤は後ろに傾きます。いわゆる猫背姿勢です。頭部が後ろに反り返れば骨盤は前にうなずきます。こちらは反り腰姿勢ですね。
動きは骨盤からでも同様の姿勢を形作ります。つまり、スマホを見る姿勢(猫背姿勢)を骨盤から整えてあげれば、頭部の傾きも矯正されるというわけです。現代の日本人は椅子に座っている時間が長いと言われています。その座り姿勢の骨盤の傾きに意識し、積み木を積み上げるように下から整える意識が大事です。
ストレートネック
どうしてスマートフォンが原因に?
ストレートネックの大敵は「悪い姿勢」
肩こり・首こり、頭痛がひどい方はもちろん、スマートフォンを使っている人なら今は無症状でもストレートネックを疑った方がいいかもしれません。というのも、スマホの操作姿勢にストレートネックになりうる原因があるのです。
スマホを持つ手は体の前方下方向にあるため、それを見るために自然と頭部は肩口よりも前に突き出ます。それが首へのダメージとなり、様々なトラブルに発展するのです。本来、首の骨は重たい頭部の衝撃を吸収するために緩やかに前弯のカーブを描いています。頭部の重さはボーリングの球ほどの重量があるので、頭が前に突き出ると頸椎の前弯カーブが損なわれ、頸部がストレートになります。これがストレートネック。頭の重さがダイレクトに首や肩周りへの負荷となることが自ずと分かるでしょう。
首の骨が正常な位置にあれば血液はスムーズに流れますが、ストレートネックの状態だと、血液の流れ道、気の流れ道に負担がかかり、気血の巡りが悪くなります。その結果、肩こり・首こりや冷え、イライラや不眠など、様々な不調につながってしまうというわけです。
たかが肩こり・首こりだと甘くみないで、スマホから目を離したタイミングで、まずは姿勢を正すことを意識しましょう。
肩こり6
ステップ3肩甲骨の下角を下げる
ステップ1で肩甲骨の間が広がり、ステップ2で鎖骨が広がると、肋骨に添ってぶらさがっている肩甲骨は無理なくスッとおりることでしょう。無理な筋力を使わないために肩甲骨につながる筋肉や背面の筋肉がリラックスしていきます。姿勢が楽に感じられたらしめたもの!継続することで凝らないカラダになれそうですね。
ポイントは肩を形成している骨自体を具体的にイメージすること。骨を適切な位置に整えられたらカラダ本来のパワーを発揮できるはずです。
肩こり5
正しい姿勢の作り方「肩こり解消」のコツ
ステップ2 鎖骨の向きを整える
背面の意識を抜かずにカラダの前面側から肩を形成している鎖骨を真横にすーっと一直線に開くような意識で肩幅を広く保とうとイメージします。この時に、カラダの中心に近い鎖骨の骨同士の隙間も広くあけようとすると、自然と背筋も伸びて頭の位置が定まりやすくなるはずです。背中側も広く、胸側も広く保つことでカラダは立体的に丸みを帯び、中心軸が整いやすくなるからです。
肩こり4
正しい姿勢の作り方「肩こり解消」のコツ
凝る部分といえば筋肉であり、骨や関節ではありません。でも骨の配置に無理がなければ筋肉は余計な負担を強いられることがないわけです。肩周りの骨を正しく配置するような姿勢とはどんな状態なのでしょうか?
ポイントは「骨と骨の間隔を広げること」
筋肉は骨と骨に付着しているため、骨どうし(関節間)の隙間が狭いと筋肉は縮む、つまり凝ることにつながります。寒い時に腕や首をキュ~っとすくめる動作をすると凝るイメージがありますが、暖かい部屋でリラックスする時はカラダがゆるんでほっとしますよね。
それでは実際に正しい姿勢をつくっていきましょう。
ステップ1 肩甲骨と肩甲骨の間を広くあける
姿勢を正そうとして胸を張る。そのイメージは間違ってはいませんが、気をつけたいのが骨同士を無理に寄せない、ということ。胸を張ろうとして肩甲骨同士を寄せると菱形筋という筋肉が無駄に働きます。この筋肉は肩甲骨を上にも引き上げてしまうため、僧帽筋をも動かしてしまい、肩だけでなく背中全体に緊張を生み出します。つまり、肩甲骨間を広く保つ意識で背中の筋肉が無駄なお仕事をしないで済むわけです。ただし、肩甲骨間を広げると、肩口が前になり猫背的な姿勢になりやすくなるので注意しましょう。
肩こり3
正しい姿勢の作り方「肩こり解消」のコツ
凝る部分といえば筋肉であり、骨や関節ではありません。でも骨の配置に無理がなければ筋肉は余計な負担を強いられることがないわけです。肩周りの骨を正しく配置するような姿勢とはどんな状態なのでしょうか?
ポイントは「骨と骨の間隔を広げること」
筋肉は骨と骨に付着しているため、骨どうし(関節間)の隙間が狭いと筋肉は縮む、つまり凝ることにつながります。寒い時に腕や首をキュ~っとすくめる動作をすると凝るイメージがありますが、暖かい部屋でリラックスする時はカラダがゆるんでほっとしますよね。
肩こり2
毎日の自分の姿勢をちょっと見直すだけで、肩こり知らず!
人は一日中運動し続けることは不可能です。そこで、仕事中、通勤途中、食事中などの特別な運動をしていないタイミングの「姿勢」に気を配ることで、凝りやすい肩にできるだけ余計な負担をかけない姿勢を維持することが重要というわけです。
頭の重み、地球の重力、動作による反動の力・・・など特段何もしていない状態でも肩には常に負荷がかかっています。その負荷に耐えうる骨組みを整えるのが正しい姿勢への意識です。
週に1回のマッサージより、毎日の自分の姿勢をちょっと見直すだけで、簡単に新しいカラダが手に入るかもしれません。
肩こり
人類は直立二足歩行で手が自由に使えるようになった進化の代償として、肩や首は重たい頭を支えなければならなくなりました。さらに肩は両手の動きをコントロールするという大きな役割まで担うことに。当然、肩はカラダの中でも凝りやすい部位となるため肩こりの悩みを抱える方が多いのも頷けます。
快適な肩のために、まずは自分のカラダの使い方を変えてみませんか?ここでは、肩こり解消のために日常から気をつけたい正しい姿勢と肩こり解消のマッサージやエクササイズをご紹介します。ぜひ、実践してみてください。
肩がこる・・・その肩を形成する3つの骨とは?
「肩」と聞いてイメージする部分は人によって少し差があるかもしれません。腕の上部の盛り上がっている筋肉部分だったり、尖っているあたりだったり、首に近いエリアだったり…。実は肩という骨はなく、一般的に腕(上腕)と胴を結合している部分の上面のことを「肩」と呼んでいます。
その肩エリアを形成するのは上腕骨と肩甲骨が関節を形成している「肩甲上腕関節(肩関節)」と肩甲骨と鎖骨が結合している「肩鎖関節」となり、骨で理解すると「上腕骨」「肩甲骨」「鎖骨」の3種の骨の組み合わせが肩を担っているわけです。
では、肩を形成している3種の骨の周りにある筋肉は?というと、外側に覆い被さるように「三角筋」と「僧帽筋」があります。その下の肩甲骨にはたくさんの筋肉があります。
肩を揉むという動作で触る筋肉は「僧帽筋」。僧帽筋は範囲の広い筋肉なので肩を揉むときには上部だけしか触れていないということになります。
肩を形成している骨の中でも、腕の可動の関係上、肩甲骨につながっている筋肉がとてもたくさんあります。つまり、肩甲骨を動かすと肩周りの血行が格段に上がるということがわかりますね。
肩こりを感じる体の病気6
日常生活状の原因と対処方
同じ姿勢が続く
長時間のデスクワークや運転などで同じ姿勢が続くと、首や肩などの筋肉が過剰に緊張してしまい肩こりが起こるとされています。
同じ姿勢が続いている時は
同じ姿勢を続けることがあれば、定期的に肩回りの軽いストレッチを行いましょう。筋肉の緊張が解消されると肩こりが軽減されることが多々あります。
肩こりを感じる体の病気5
日常生活上の原因によって肩こりが起こっている場合もあります。
姿勢が悪い
猫背などの姿勢をとっていると、重い頭を支える肩や背中の筋肉が緊張し、血流が悪くなり、肩こりが起こるといわれています。
姿勢を改善するためには
姿勢を改善するためには、日頃から意識して正しい姿勢を保つことが大切です。姿勢が悪くなっていると感じるときには、胸を張る、腰を伸ばすなどして意識的に姿勢を正すようにしましょう。