肩こり4
正しい姿勢の作り方「肩こり解消」のコツ
凝る部分といえば筋肉であり、骨や関節ではありません。でも骨の配置に無理がなければ筋肉は余計な負担を強いられることがないわけです。肩周りの骨を正しく配置するような姿勢とはどんな状態なのでしょうか?
ポイントは「骨と骨の間隔を広げること」
筋肉は骨と骨に付着しているため、骨どうし(関節間)の隙間が狭いと筋肉は縮む、つまり凝ることにつながります。寒い時に腕や首をキュ~っとすくめる動作をすると凝るイメージがありますが、暖かい部屋でリラックスする時はカラダがゆるんでほっとしますよね。
それでは実際に正しい姿勢をつくっていきましょう。
ステップ1 肩甲骨と肩甲骨の間を広くあける
姿勢を正そうとして胸を張る。そのイメージは間違ってはいませんが、気をつけたいのが骨同士を無理に寄せない、ということ。胸を張ろうとして肩甲骨同士を寄せると菱形筋という筋肉が無駄に働きます。この筋肉は肩甲骨を上にも引き上げてしまうため、僧帽筋をも動かしてしまい、肩だけでなく背中全体に緊張を生み出します。つまり、肩甲骨間を広く保つ意識で背中の筋肉が無駄なお仕事をしないで済むわけです。ただし、肩甲骨間を広げると、肩口が前になり猫背的な姿勢になりやすくなるので注意しましょう。