背中の痛み
加齢による痛み
加齢によって、背中に痛みが出てくることも少なくありません。その理由は、加齢にともない筋力が低下して血行が悪化し、肩こりが起こりやすくなるためです。また、椎間板(ついかんばん)(※)の水分が失われて、弾力がなくなり、衝撃に弱くなることで、痛みが出ることもあります。
※椎間板…脊椎(せきつい)を形成する24個の「椎骨(ついこつ)」の間にあり、頭の重さを支え、脚からの衝撃を吸収するクッションの役割を果たす。更年期障害による痛み
女性の閉経前後に、女性ホルモンのバランスが崩れてさまざまな不調が現れる「更年期障害」の症状として、背中に痛みが現れることがあります。ホルモンバランスが崩れると、体温調整や呼吸などをつかさどる自律神経の働きが乱れます。自律神経は血流とも関連性が高く、血流が悪化して筋肉に疲労がたまり、間接的に肩こりや痛みを引き起こします。筋肉疲労による痛み
過度な運動などによって、疲労した背中の筋肉に痛みが現れます。背中に無理な負荷がかかるような動作を行うと、急に背中が痛くなることもあります。