肩凝り
肩の柔軟性とは?
「肩が硬い」という言い方をすることがありますが、この表現はあまり適切ではありません。
肩関節は様々な筋肉によって動かされていますが、その筋肉が硬くなってしまい、肩の動きに制限をかけてしまっているのが「肩が硬い」という状態なのです。つまり肩が硬いのではなく、「肩周りの筋肉が硬い」というのが正しい表現。
硬くなってしまうと肩の動きを悪くする主な筋肉は以下のとおり。
・大胸筋
・広背筋
・僧帽筋
・前鋸筋
・肩甲下筋
・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
・三角筋
これだけ沢山の筋肉が関係しているので、一概に「肩が硬い」と言っても、どの筋肉が硬いのかによって肩の動きの硬さに違いがあるということになります。つまり、腕が上がりにくい人と肩が回りにくい人では、どこの筋肉に問題があるのか異なっているということになります。特に僧帽筋が硬いと、全ての肩の動きが悪くなります。
硬くなりがちな肩周りの筋肉
筋肉が硬くなるのは「使い過ぎ」あるいは「使わな過ぎ」が原因です。
筋肉は「縮む」という能力しかなく、自ら「伸びる」ということはできません。従って、伸ばすためには「外力」で引き伸ばす必要があります。
使い過ぎた筋肉は当然縮みがちになり、また使わな過ぎた筋肉は、動かされないためにやはり縮んだままになります。要するに、普段から「動かす、伸ばす」ということをやっていないと筋肉は硬くなっていってしまうのです。