膝痛
関節痛にはさまざまな原因がある
Vol.29 関節痛...原因を知って早めの予防と対策を 朝起きたときや長時間同じ姿勢でいたあと、あるいは歩いたあとなどに、ひざやひじ、指などの関節が動きにくかったり、痛みを感じたことはないでしょうか。とくに寒い時期には、関節の痛みもいっそう感じやすくなります。こうしたこわばりや腫れ、痛みがあったら、関節に炎症が起きている可能性があります。
関節痛(関節炎)は、さまざまな原因から起こります(※1)。その代表的なものが、変形性関節症と関節リウマチです。また最近は、中高年からスポーツを始める人に、過度の運動による関節障害が増えています。実はこの3つは、同じように関節痛を伴いますが、まったく違う病気でそれぞれ対処の仕方も異なります。
そういったことを知らないで、ただ湿布薬などで自己治療をしていると、一時的には痛みが軽くなっても、かえって症状を悪化させかねません。関節にこわばりや腫れ、痛みを感じたら、その原因を知ったうえで、きちんとした予防や治療を行うことが大切です。
(※1)関節痛の原因には、ここに挙げた変形性関節症、関節リウマチ、運動障害のほか、関節に細菌が入って起こる化膿性関節炎および、肩関節周辺の腱などの老化による四十肩・五十肩や尿酸値が高くなる痛風などがあります。