腰痛2
痛みの発生メカニズム
筋肉がロックすることによって生じる痛みには、大きく分けて2つのタイプがあります。
じっと座っていると痛みが出てくる腰痛と、ある特定の動きをして痛みを感じる腰痛です。
いずれの痛みも筋肉がロックしていることによって起きていて、痛みの出方が異なるだけです。
ロックした筋肉は、太く、硬く、短く縮んで、伸びなくなっているという特徴があります。
まずは「慢性的な痛み」ですが、これは筋肉が太く硬くなっていることによって毛細血管を圧迫し血流が悪くなってしまっていることが原因です。
血流が悪くなると、筋肉に酸素が運ばれにくくなり、酸欠を起こします。それを解消するために酸素を取り込みやすくする「ブラジキニン」という科学物質が分泌されます。
このブラジキニンは痛み物質でもあるので、神経のブラジキニンをキャッチするセンサーでこの物質がキャッチされて、それが脳へと伝えられることによって痛みを感じます。
お風呂に入ったりして体が温まり血流が良くなると、一時的に酸欠が解消されてブラジキニンの生成が抑えられ、痛みがやわらぎますが、筋肉そのものはやわらかくなっていないので、元の体温に戻ると再び痛みが出始めます。
血流悪化による痛みや症状
朝起きた時につらい
じっと座っているとつらい
ずっと立っていると腰が重くなってくる
痛み以外に「冷え」や「むくみ」の原因にもなっています。