腰痛6
腰痛の原因となっている筋肉とは?
腰痛の原因となっている筋肉と股関節痛の原因となっている筋肉には共通点があります。
腰痛、股関節痛はどのように起き、何が原因で痛みを引き起こしているのかを今回は解説したいと思います。
まずは腰痛の原因となっている筋肉について、再度お話をしたいと思います。
慢性腰痛の場合、一般には背中側の筋肉が凝っていたり、張っていたり、筋力の低下などが原因で起きていると思っている方が多くいらっしゃると思います。しかし、腰側に出ている痛みはあくまで結果であり、原因ではありません。
原因となっている筋肉は、痛みが出ている背中側の筋肉に拮抗する筋肉、つまり背骨・骨盤の前側を通っている筋肉になります。
もっと正確に言うと、股関節の前側を跨ぐ筋肉(主に大腰筋・小臀筋・大腿直筋・腸骨筋など)の筋肉たちのロックが腰痛の根本原因なのです。
ここで言っている「筋肉のロック」とは、筋肉が守る仕組みによって硬くなっている状態のことで、一般的に「凝っている筋肉」と表現されています。
このロックした筋肉には、硬くなる以外にも特徴があり、これを「筋肉ロックの3徴」と言います。
筋肉ロックの3徴
硬くなる
短くなる
太くなる