腰痛
「座っているから腰に負担をかけていない」という先入観を抱いていませんか?デスクワークの人こそ、腰をいたわる習慣を身につけましょう
「電車では座りたい!」という人が多いことからわかるように、「座っていると楽」と思いがちですが、実はそうではありません。座り仕事の人のほうが立ち仕事の人より腰痛を感じています。
腰痛になったことがある労働者の発生原因作業として、立ち仕事が15.1%なのに対し、腰掛け作業が18.6%と、座り仕事による腰痛を感じている人のほうが多いことがわかる
また、座りっぱなしの姿勢を続けると、血行の悪さから腰痛につながることもあります。同じ姿勢でずっと座ると、腹筋が力を抜くため、背筋(はいきん)に余分な力がかかり、体の後部の筋肉が疲労しやすいためです。デスクワークで腰痛に悩んでいる人は、「座りっぱなしだからこそ腰が痛くなるのかもしれない」と認識を改めましょう。
すぐにできる腰痛対策は、デスクや椅子の高さを調節し、腰に負担がかかりにくい環境をつくり、正しい姿勢で作業すること。職場だけでなく、自宅や乗り物の中での姿勢にも注意を払い、腰にやさしい生活習慣を身につけるとより効果的。血めぐりをよくするセルフケアも取り入れましょう。