顎関節症
顎関節症と肩こりは密接な関係があります。ひどい肩こりがあり何をやっても改善せず悩んでいたら、実は顎関節症が原因だったということも少なくないのです。また顎関節症による肩こりを放置していると、両方の症状が悪化するだけなく、頭痛や耳鳴り、めまいさらには自律神経失調症やうつ病の引き金になりうるというから非常に怖いのです。ではなぜ顎関節症になると肩こりになるのか、つらい痛みはどのようにして引き起こされるのか、そしてそれらのつらい症状から解放されるには何をすればいいのか…今回はこれらを中心にしてまとめてみました。
顎関節症や肩こりに悩まされている方はぜひ参考にしてみてください
1.顎関節症が肩こりを引き起こす1-1 顎関節症について顎関節症とは、顎の関節周囲で何らかの問題が起こっている状態を言います。症状としては「口を開けると痛い」「口を大きく開けられない」「口を開けた時に顎やこめかみがカクカクなる」といったものです。原因は顎関節にある繊維組織がずれる、顎を動かす筋肉が炎症を起こす、顎関節を構成する骨が変形している、などが考えられます。1-2 顎関節症と肩こりの関係顎関節症になると、顎の筋肉が緊張状態になります。顎の筋肉が緊張すれば、すぐ近くにある首や肩の筋肉も緊張し、肩こりや首のこりを引き起こします。加えて、顎関節症の痛みにより体に力が入ってしまい、それが肩こりを引き起こすことも少なくありません。