自律神経
自律神経を整える呼吸法1:腹式呼吸
人間の体は、昼間に交感神経をオンにして、心身を興奮させ、夜には副交感神経をオンにして、リラックスさせるようにできています。しかし、現代の私たちは、暗くなってもブルーライトなどの強い光を浴びていることがしばしば。そのため、夜になっても体がリラックスモードに入らず、睡眠の質が低下している人が多いのです。
疲労回復専用ジム「ZERO GYM」のプログラムディレクターを務める松尾伊津香氏によると、心身をリラックスさせるためには、腹式呼吸が有効なのだとか。腹式呼吸は自律神経を刺激し、副交感神経を高めてくれるそう。
方法はとてもシンプル。息を吸うときにお腹を膨らませ、吐くときにお腹をへこませるだけです。詳しい手順は以下の通り。
背筋を伸ばし、胸を軽く開き、鼻からゆっくりと息を吐きましょう。お腹の中の空気をすべて出すイメージで、おへそがへこむまで吐き切ります。
へこませたお腹をゆるめ、鼻から息を吸いましょう。ゆっくりとお腹に空気を入れるように吸います。お腹を少しずつ膨らませていきます。
お腹の中の空気をすべて出すイメージで、ゆっくりと息を吐きましょう。
就寝前に、これを10回ほど繰り返しましょう。リラックスできるはずですよ。