偏頭痛
カテゴリ: 新着情報 / Blog
作成日:2021年05月23日(日)
片頭痛の治療
片頭痛の治療は、症状が軽い場合は鎮痛作用のあるアセトアミノフェンや非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)が用いられますが、治療薬の中心はトリプタンの飲み薬です。片頭痛のおもな原因は、先に述べたようにCGRPの過剰放出ですが、トリプタンにはこれを抑制する作用があり、服用すると約30分で効果が現れます。吐き気が強くて内服できない場合は、点鼻薬や自己注射薬が用いられます。
また、頭痛を起きにくくする予防薬もあります。これは、片頭痛の頻度が多くて日常生活に支障がある場合に、片頭痛が起きる日数や回数を半分以下に抑えることを目標に用いられます。薬はカルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、β遮断薬の3つが保険適用になっています。予防薬を治療に用いることで片頭痛のピークの痛みが減り、トリプタンの効きめがよくなるということもメリットです。