梅雨の体調不良に夏野菜とコーヒーがお勧めの理由
梅雨を元気に過ごす食事の3つのポイント
では、そんな梅雨の時でも元気に過ごすために、食事ではどんなことに気をつければいいでしょうか。ここでは3つのポイントを挙げて説明していきます。
(1)朝食を食べる
朝食を食べると、朝は交感神経が優位になり、夜は副交感神経が活発になるという体本来のリズムを整えやすくなります。朝食をとる習慣がない、朝はギリギリまで寝ていたい、食欲がないという方は、手作りスムージーやバナナ、ゆで卵、チーズなどの手軽に食べられるようなものでもOKです。
おすすめはおにぎり。中身は鮭やじゃこ、おかか、そぼろなどタンパク質がとれるものにすると栄養価もアップします。お湯で溶くだけのスープや味噌汁、ヨーグルトも手軽でおすすめです。
(2)体を温めるものを取る
暑くなってくると冷たいものが欲しくなりますが、冷たいものばかりとっていると体の冷えにつながり、さらなる体調不良を引き起こす原因になってしまいます。飲み物はできるだけ温かいものを選ぶようにしましょう。またショウガやにんにく、唐辛子、ねぎ、鶏肉、鮭など体を温める働きのある食材を積極的に取ることで、体温を上げて発汗を促し、体のだるさを防ぐことができます。
(3)利尿作用のあるものを取る
体にためこんでしまった余分な水分や湿気によるむくみや体のだるさを解消してくれるのが、カリウムの豊富な野菜や果物、またカフェインの入った飲み物です。カリウムやカフェインには利尿作用があり、余分な老廃物を外に出してくれる働きがあります。
カリウムが豊富な食材にはきゅうり、スイカ、とうもろこしなど夏野菜が多いのですが、夏野菜は水分が多いものが多く体を冷やすことにつながります。冷やし過ぎもよくないので(2)で紹介した体を温める食材と合わせて取るのがおすすめです。カリウムは他にも納豆やアボカド、きのこ、じゃがいもなどに多く含まれています。