自律神経と筋肉
カテゴリ: 新着情報 / Blog
作成日:2021年03月19日(金)
3、ヒトの運動時における筋交感神経活動
運動時における筋交感神経活動の促進は大脳からの下行性の中枢性指令によるものではなく、筋収縮に伴う末梢からの求心性入力によって反射性に引き起こされるものと考えられています。
この場合、骨格筋支配の交感神経活動は拮抗筋や遠隔筋の収縮によっても促進されるため、体性神経系でみられるような相反性支配の原理は当てはまりません。
*相反性神経支配とは、
主働筋が収縮する際に拮抗筋を収縮させない(弛緩させる)命令が出されるというような、互いに拮抗しあう筋の活動を抑制するメカニズムのことです。相反性抑制ともいいます。