長引く腰痛は脳の働き低下という科学的研究
長引く腰痛は脳の働き低下という科学的研究
ストレスやうつ、不安が引き起こす
腰が痛い。でも医者に行っても治らない。どうしたらいいのだろうか。
腰痛難民に朗報、新たに痛みの原因が明らかに
20歳以上を対象にした2010年の大規模調査によれば、推定2315万人が3カ月以上続く痛み(慢性疼痛)を訴え、そのうち、約6割の人が腰痛に苦しんでいることがわかっている。
つまり、1000万人を超える日本人が、慢性腰痛に悩んでいる計算になる。腰痛が日本の「国民病」ともいわれる所以だ。
しかも、腰痛のほとんどが原因不明という話を、皆さんも聞いたことがあるのではないだろうか。原因がわからないから、有効な治療ができずに腰痛が長期化し、医療機関や接骨院などをはしごする、いわゆる「腰痛難民」が巷に溢れているというわけだ。
ところが、そんな腰痛の常識が、覆されようとしている。実は、原因不明とされてきた腰痛の中には、「脳の働き」の低下が関わっている痛みがあることが、最近の研究でわかってきたのだ。