スネの痛み
すねが痛いときに考えられる病気すねの痛みの原因となる病気には、主に以下のようなものが挙げられます。脛骨けいこつ疲労骨折脛骨疲労骨折とは、脛骨に繰り返し負荷や疲労が加わることによって起きる骨折です。なお、脛骨とはすねの部分にある骨のことです。主な症状は痛みですが、骨折してから痛みを感じることもあれば、骨折前の骨に負荷や疲労がたまる過程で痛みを感じることもあります。疲労骨折シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは、スポーツなどが原因ですねの部分にある骨膜に炎症が起きる病気です。主な症状は運動時の痛みで、すねの内側に痛みを感じるでしょう。治療せずに痛みを我慢し続けると、慢性化することもあります。閉塞性動脈硬化症へいそくせいどうみゃくこうかしょう閉塞性動脈硬化症とは、足の血管の動脈が狭くなったりふさがったりした結果、血液の流れが悪くなる病気です。主な症状は、しびれや冷感から始まり、歩行障害、安静時の痛み、皮膚の壊死へと進みます。歩行障害では、しばらく歩くと痛くなり、休むとまた痛みが出て歩けなくなります。また、狭心症や脳梗塞を合併することもあります。閉塞性動脈硬化症狭心症脳梗塞腰部脊柱管狭窄症ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう腰部脊柱管狭窄症とは、腰の部分の背骨の中にある脊柱管が加齢などの原因によって狭くなり、神経や血管を圧迫する病気です。主な症状は、足や腰の痛み、しびれ、歩行障害などですが、脊柱管が狭くなる場所によって症状の出方が異なります。最初は片足のみに症状が出て、次第に両足へと広がっていく場合もあります。