病気による足首の痛み
足首が痛いときに考えられる代表的な病気には、以下のようなものがあります。捻挫骨のつなぎ目である関節に強い力がかかると、骨をつないでいる靭帯じんたいや筋肉が引き延ばされ、伸びすぎたり切れたりします。これがいわゆる「捻挫ねんざ」で、段差などを踏み外し「足をひねった」「足をくじいた」という状態です。足関節を内側にひねったことで、外くるぶし周辺に痛みや腫れが起こるものが多いといわれています。捻挫
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変形性足関節症骨の間でクッションの役割をしている軟骨が加齢や無理な荷重によりすり減ってしまい、骨と骨がぶつかるようになり痛みがでてきます。また、関節内にあたる骨の端にとげのような突起ができ、これらが動きを妨げたりもします。腫れ、痛み、動かしにくさが生じます。腓骨筋腱脱臼ひこつきんけんだっきゅう腓骨筋という足の筋肉をつなぐ腱がずれ、外くるぶしの上に脱臼してしまうことがあります。テニス、サッカーなど強く踏ん張るスポーツにより起こりやすく、脱臼時の痛みがでます。何度も繰り返すため、脱臼時の痛みがつづき、スポーツができなくなることもあるといわれています。扁平足へんぺいそく赤ちゃんの頃は土踏まずがなく、のっぺりした足をしていますが、大人になると足にアーチができ、土踏まずがでてくるのが普通です。しかし骨をアーチ状につり上げる筋肉や腱に問題が起きたり、体重がかかりすぎると、アーチが崩れいわゆるベタ足、扁平足と呼ばれる状態になります。内側のくるぶし付近の腫れ・痛みが起こり、歩きにくくなります。痛風・偽痛風関節内に結晶ができることで、急に関節の痛み・腫れ・赤みが起こる状態です。痛風では尿酸が、偽痛風ではピロリン酸カルシウムという物質の結晶が溜まります。痛風は足の親指の付け根、足首やくるぶしの周りに多く、偽痛風は足首・膝・手首・肘に起こりやすいといわれています。