背中の痛み
背中が痛くなりやすいのはこんな人
では、どんな人が、背中の痛みを引き起こしやすいのでしょうか。以下のように、日常生活の中でも、背中の痛みを引き起こす要因があります。
姿勢が悪い人
正しい姿勢のときは脊椎が頭部をしっかり支えてくれますが、猫背になっていると、背骨が頭の重みをうまく支えられません。首の筋肉に負担がかかり、筋肉疲労を起こしやすくなります。また、どちらかの足に重心をかけて立つことが多かったり、肩掛けのカバンをいつも同じ肩にかけていたりする人も、肩がこりやすく、背中の痛みの原因になります。
また、椅子に座るときに浅く腰掛ける、頬杖をつく、脚を組むといったクセがある人は、首から背中にかけての筋肉に負担がかかり、筋肉疲労を起こしやすくなります。
運動不足の人
運動不足は、首や肩を動かす機会を減らすことになり、血行の滞りや筋肉のこわばり、また、こりや痛みを引き起こしやすくなります。運動量の少ない人は、筋肉量が減って筋肉にかかる負担が増え、肩こりが起こりやすくなってしまいます。
ストレスがたまっている人
長期間にわたってストレスにさらされたり、精神的な緊張が続いたりすると、自律神経が乱れ、筋肉が緊張して血行が悪くなり、こりや痛みを引き起こします。慢性的な肩こりに悩み、マッサージなどでもなかなか治らないという場合、ストレスが原因になっている可能性が考えられます。
ここまで挙げた原因は、現代人には当てはまりやすい項目ばかり。ということは、背中の痛みはそれだけ身近なものということでもあります。今は背中の痛みを感じていなくても、上記に当てはまる人は注意しておきましょう。