健康な頭皮はよく動く
頭皮のこりがもたらす、体の不調
さまざまな体の不調をもたらす頭皮のこりですが、頭皮だけがこる、ということはありません。ほとんどの場合が、肩こりのほか首や顔のこりがあって、それが頭皮のこりにつながっています。頭皮がこると、以下のような不調があらわれます。
自律神経の乱れ(頭痛、不眠、イライラなど)
自律神経には、昼間や緊張しているときに活発になる交感神経と、夜やリラックスしているときに活発になる副交感神経があります。この2つのバランスが崩れるのが、自律神経の乱れ。頭痛や不眠、イライラなどさまざまな症状が表れます。
ホルモンバランスの崩れ
自律神経とホルモンバランスには深いつながりがあり、自律神経が乱れると、ホルモンバランスも崩れてしまいます。ホルモンバランスの崩れは、疲れやすさや手足の冷え、のぼせなど、更年期障害のような症状を引き起こします。
抜け毛や髪の毛の質の低下
頭皮のこりは、頭皮の血流が悪い状態ですから、髪の毛が生える根元に栄養が行き渡りにくくなります。したがって髪の毛の質が悪くなったり、抜け毛をおこします。
眼精疲労
頭皮がこって、血液の流れが悪い状態では、顔や首筋の血液の流れも悪くなってしまいます。また頭部の筋肉は視神経とも深いつながりがあるため、頭部のこりは眼精疲労を招きやすくなります。