首こり
首こりはなぜ起こる?
首は朝起きてから寝るまで、およそ6kg(成人男女の場合)もある重たい頭を支えています。
机に肘をつけば肩を休めることはできますが、首は休めることができません。
しっかりと背筋を伸ばした姿勢では、頭を体全体で支えることができるのに対し、うつむきの姿勢では、首の後ろの筋肉だけで重たい頭を支えることになります。1日のうち3時間以上うつむきの姿勢をとっている場合、首の筋肉を酷使して首こりになっている可能性が非常に高いのです。
30秒で首こり解消! ネックリラクゼーション
とはいえ、私たちの生活とパソコン、スマートフォンは、もはや切っても切れない関係。それならば、対策を打たなくてはなりません。
この頚性神経筋症候群を発見した東京脳神経センターの松井孝嘉先生は、その著書の中で、1日5分でできる「555体操」という首のストレッチ方法や、首を温めるホットタオルの活用法などを紹介されています。
ここではその中から、忙しくてもたった30秒で首こりを解消できる「松井式ネックリラクゼーション」をご紹介したいと思います。
椅子に深く座って、背中を背もたれにつける。
両手を頭の後ろにまわして組む。
頭を後ろに倒す。
この時、頭の重さを手で支えて、首の後ろの筋肉をゆるめる。
そのまま30秒止めておく。
ゆっくりと元に戻す。
15分から30分おきにやると、より効果的。
これなら仕事中でも、座ったまま簡単にできそうですね。