腰痛、猫背に体幹筋トレ
長時間のデスクワークで腰を痛める人は多いのではないでしょうか。内臓や泌尿器系の病気が原因で起きる場合もありますが、一般的には姿勢の悪さや運動不足によるものがほとんど。こうした腰痛は、日頃から腰周りの筋肉を強化することと、ほぐすことで防ぐことができます。また、最初は意識して伸ばしていても、パソコンや事務作業を続けていると、いつの間にか猫背になってしまうのはよくあること。
姿勢が悪いと第一印象もあまり良くありません。美しい姿勢をキープするには、立つ、歩くといった際に体の姿勢をつくる体幹部の筋肉をつける必要があります。
そこで今回は体幹部に筋肉をつけるために鍛えるべき部位、そしてすぐできるエクササイズをご紹介します
腰痛予防は「腹横筋」を鍛えるべし
体幹と言うと深層のインナーマッスルが注目されがちです。しかし「腹筋群」と「脊柱規律筋」は、外側のアウターマッスルとインナーマッスルの混合部分。体の内側と外側をバランス良く鍛えることができます。
次に、腹筋群の筋肉をもっと詳しく見ていきましょう。・【腹直筋】(ふくちょくきん)…腹部の中心にある筋肉。4~6 つの節にわかれており、一般に「腹を割 る」と言うときはこの筋肉を指します。姿勢の維持、上半身を前に曲げるなどのほか、 大半のスポーツで使われます。・【腹斜筋】(ふくしゃきん)…わき腹部分で斜め状に位置する筋肉。
姿勢の維持、腹部の引 き締め、上半身のひねりに関係しています。・【腹横筋】(ふくおうきん)…腹部の深部にある筋肉。
内臓を正しい位置に収め、お腹の前後の厚みを抑える働きがあります。運動などで呼吸が早くなっているとき、 せきをしたときなどにも使われる部位。お腹が前に出ないように引っ込め、腹部をスッキリさせることに繋がり、姿勢の改善、維持に役立ちます。 実はこの腹横筋、腰痛の予防・解消に効く部位なんです。「腹横筋」は、背骨の下の方(腰の部分)にある「腰椎」を守っている筋肉。コルセットのように腰をぐるっと囲むような形をしています。腰痛を防ぐ には、この腹横筋を鍛えるのが効果的です。