痛み2
タンパク質のメインプレイヤーはみなさんご存知の「コラーゲン」
タンパク質のうちに1/3を占めるメインプレイヤーがみなさんがよくご存知のコラーゲンです。「お肌がぷるんぷるん」や「シワがなくなる」のコラーゲンですが、あまり知られていない大事な役割として骨の芯があります。骨の構造は鉄筋コンクリートの構造に似ています。骨の体積の半分がコラーゲンで、鉄骨(コラーゲン)とコンクリート(カルシウム)の関係性に例えるとわかりやすいかもしれません。鉄骨部分が脆くなれば構造全体が弱くなります。骨の構造でも同じことが言えます。骨の中のコラーゲンが少なくなると脆く折れやすくなります。また、乾いた棒と少し湿った棒を想像してみてください。乾いた棒は簡単に折ることができますが、少し湿った棒は折れません。骨もこれと同様でコラーゲンが豊富な骨は不思議な表現になりますが、粘りっ気があり折れにくくなります。タンパク質不足=コラーゲ不足=骨折しやすいそして、コラーゲンの生合成に大事な要素がビタミンC(アスコルビン酸)です。アミノ酸が数回の化学反応でコラーゲンを合成するのですが、その化学反応にビタミンCが不可欠なのです。ですから、高タンパク質+高ビタミンCのセットでの実践をおすすめします。ちなみにコラーゲンは骨だけでなく腱や靭帯の強化にも影響しますのでアスリートのみなさんはプロテインだけではなく、ビタミンCも高容量で摂取してください。
低糖質ではなく、高タンパク質が本質です!
今ちまたでは糖質制限ダイエットが流行っていますが、ごく稀に低糖質を実践したことで体調不良になる方がいらっしゃいます。これは摂取カロリーを抑えてしまうからです。現代の食事は糖質メインになっており、摂取カロリーの55%を占めると言われています。2,000カロリー/日で計算すると1,100カロリーを糖質で摂取することになります。糖質は4カロリー/gですから、275gの糖質摂取になります。これを100gから150g程度、つまり総摂取カロリーに占める割合を30%以下に抑えるのが糖質制限です。糖質摂取を150gに減らした125g=500カロリー分をタンパク質と脂質で補わなければ本質的な栄養不足になります。500カロリーのうち、250カロリーをタンパク質に変えてみましょう。タンパク質も4カロリー/gですから、62.5gのタンパク質増になります。