反り腰8
【大殿筋を鍛える】
もも上げ体操
うつぶせになり、お腹の下に枕やクッションを入れる。ひざを曲げ、左のお尻の力だけを使って、左もも全体を真上に持ち上げて5秒キープする。左右ともに5回ずつ行う。
■無理せず徐々に回数を増やして継続
いずれの運動も、腰痛があるときは無理をしないことが大切です。一つひとつの運動の間に10秒ほどの小休止を入れること。ゆっくりと、一定のリズムで行い、痛みが出たらすぐにやめましょう。
「体操」という名前がついている鍛える動きは、最初はそれぞれの運動を5回ずつ行います。慣れてきたら徐々に増やしていき、最終的には10回できることを目指します。続けるうちに筋肉が鍛えられてくるので、無理なくできるはず。
腰痛が軽くなったからといってやめてはいけませんよ。筋肉のバランスが崩れれば、また元に戻ってしまいます。きちんと、予防として続けていくことが大事です。
今回のストレッチングと体操をひととおり行ったら、両足を地面にしっかりつけて立ってみましょう。どうでしょうか。きれいな立ち姿勢を邪魔していた筋肉がほぐれ、姿勢を保持する筋肉が鍛えられると、無理なくすぅっと背すじが伸び、良い姿勢がとれることを実感できるのではないでしょうか。
このきちんとした立ち方を体に染みこませましょう。仕事をしているときや、立っているとき、前後の筋肉バランスが崩れていることに早めに気づくように注意して、こまめに修正しましょう。