反り腰4
【骨盤周辺の筋肉をほぐす】
座って骨盤ストレッチ
座った姿勢で上体を真っすぐにする。頭の高さは変えず、腹筋に力を入れておへそだけを背もたれの方向に引きつける。これで骨盤が後傾する。骨盤が後傾した状態で5秒キープし、10回繰り返す。
仕事に集中していると、次第に骨盤が後ろに倒れるだらしない座り方になってしまうのは、ある程度仕方がないこと。もちろん、姿勢ばかり意識していては仕事が進みません。ただし、楽だからといってだらしない姿勢をずーっと続けると、姿勢を維持する筋肉が力を発揮する機会を失い、弱っていってしまう。
イスにきちんと座ることができず、いい姿勢をとろうとしても3秒と持たない、というような人は特に要注意です。こうした筋肉のバランスが崩れた状態だと、運動も余計に体を悪くする原因になりかねません。
立つ・座るときの、姿勢を保持する筋肉をあなどってはいけません。ここを鍛えないまま放ったらかしていると、代わりに頑張っている腰には凝りや痛みがたまっていくばかり。慢性腰痛をこれ以上進行させないためにも、現時点で釣り合わなくなっている体の前側と後ろ側の筋肉バランスを正すことが必要です。