顎関節症
5.顎関節症を治す方法5-1 顎関節症セルフ対処法顎関節症は専門家に診てもらうことが大原則ではありますが、症状が軽い時にはある程度自分で対処することも可能です。ただし痛みを感じたときや、ひどくなったと思うときにはすぐに中止し、無理をしないようにしましょう。まず、口をめいっぱい開けてそのまま15秒間キープします。次に、軽く「い」の口にして顎だけを前に出して再び15秒間キープ後、顎を引っ込めて15秒待ちます。そして顎を左右にずらしてそれぞれ15秒間保ち、終了です。5-2 歯を治療する方法顎関節症の原因の一つに噛み合わせの悪さがありますが、そもそも虫歯や歯並びなどからかみ合わせが悪くなっていることが多いです。また食いしばりや歯ぎしりがある場合は、マウスピースを装着してそれらを緩和します。上記のような歯のトラブルが思い当たる場合、まずは歯科で相談してみましょう。5-3 顎を治療する方法顎関節のずれや、顎周囲の筋肉の緊張が原因による顎関節症の場合は、関節のずれや筋肉の緊張をほぐす整体治療が有効です。ただし顎関節のずれや筋肉の緊張の根本原因が噛み合わせの悪さや虫歯などであった場合、整体治療も一時的なものになってしまいますので、原因を突き止めるにはやはりまず歯科医院で診断を仰ぐのがよいでしょう。5-4 口や顎以外を治療する方法顎関節症により痛みが生じている場合は、痛み止めをうまく使って体に余計な力が入らないようにします。軽症の顎関節症であればそのまま自然によくなることもありますが、中等度以上では根本治療にはならないため、痛みをコントロールして悪化を避けつつ根本原因を探っていきましょう。また姿勢や体の歪みが原因で顎関節症が生じている場合は、整体で体の歪みを直すことも必要になっていきます。