顎関節症
4.顎関節症を放置する危険性
肩こり
4-1 肩こりが悪化の一途をたどる
顎関節症が肩こりの原因となっている場合、顎関節症の痛みでさらに肩に力が入る、体が歪むなどします。結果、肩こりは悪化の一途をたどっていくでしょう。
4-2 口の開閉がスムーズにいかなくなる
顎関節症を放置すると、繊維組織のずれが大きくなる、筋肉の緊張状態が進む、筋肉の炎症や骨の変形が悪化するなどで、最後には口の開閉がスムーズにできなくなります。
また機能的には問題がなくても、顎関節症の痛みがあることで無意識に口を大きく開けられなくなることもあるのです。
4-3 五感に異常が出てくる
顎に近い歯や舌の痛み、味覚異常の他、目の疲れや耳鳴りなど五感にまで影響していきます。さらに悪化すると、手足のしびれや呼吸のしにくさを感じるといった非常に怖い状態になることもあるのです。
4-4 うつ病の引き金となる
顎関節症による不眠や痛みなどによりうつ病になる場合と、顎関節症を引き起こす原因とうつ病と引き起こす原因とが似通っていることにより、両方を発症する場合とがあります。
後者では、例えば体の歪みが原因で噛み合わせが悪いままでいると、脳が大きなストレスを感じ、ささいなことでうつ病を発症しやすくなるということです。