膝痛対策
膝の痛みの原因(4):半月板損傷
半月板損傷のメカニズム
半月板とは、太ももの骨(大腿骨/だいたいこつ)とスネの骨(脛骨/けいこつ)の間にある「C」型をした板状の軟骨の一種です。膝の内側と外側に一枚ずつあります。半月板を損傷すると、膝を曲げ伸ばす際にひっかかりや痛みを感じるようになります。また、悪化すると膝に水がたまって急に膝が動かなくなったり、歩けないほど痛くなったりします。
半月板損傷の原因
サッカーやマラソンなどのスポーツによるケガで損傷するケースのほか、加齢によって弱まっている半月板に過剰な負荷がかかって損傷するケースもあります。40代以降になると半月板の変形が進んでくるので、ちょっとした外傷でも損傷が起きやすくなります。
半月板損傷の治療
軽度の半月板損傷では、リハビリや抗炎症薬の処方などの保存的治療が基本です。それでも改善しない場合は、損傷した部分を縫い合わせる縫合術や、損傷した部分を切り取る切除術などの外科的治療を行います。