腰痛の原因
腰痛の原因となる病気とは?長時間、座って仕事をしているせいか、夕方になると腰がウズウズと痛みます
30代・事務職・女性立ち仕事のせいか、万年腰痛です。最近ではときどき足にしびれが出てきました 40代・飲食店勤務・男性移動の多い仕事です。昨年、出張中に、カバンを持とうとした途端、急に激しい痛みがきて、動けなくなりました。以来、慢性腰痛にも悩まされています30代・会社員・男性運動不足の上、冷え性のせいで冬になるととくに腰が重くて50代・主婦高校に入ってからサッカーの練習量が増え、慢性的に腰が痛みます 10代・高校生・男性 このように腰痛と一言に行っても、いろいろなタイプがいて、考えられる原因も、立ちっぱなしや座りっぱなし、反対に移動が多かったり、冷え性や運動のしすぎなどさまざまな。また、年齢、性別も異なります。ただし共通しているのは、生活や仕事、さらに運動などに支障をきたす点。いったい腰痛の原因は何なのでしょうか?
腰痛は病名ではない 最初に、皆さん、腰痛でよく勘違いされていることがあるのでお話ししておくと、腰痛は病名ではなく症状だということです。何らかの疾患や心身の状態の不安定があり、その症状として出てくるのが腰痛なんです つまり、腰痛がある人は、心身になんらかのトラブルが起きている可能性があるということです。 腰痛が起こる病気は大きく分けて、背骨 神経 内臓 血管 精神的に分けられます。このなかでも、腫瘍、感染症や神経障害を持つ病気は非常に重篤であるケースがあり、内臓疾患では命に関わることもあります。我々医師は、腰痛の診療ガイドラインの初期評価としてレッドフラッグを用いて診察をします。これにあてはまれば、精密な検査をして、腰痛を引き起こす疾患を特定します。腰痛でも初期の診察は非常に重要なのです