肩凝りと頭痛は、関係あるか?
頭痛をおこす病気は沢山ありますが、肩こりとともに、後頭部から首スジにかけて締めつけられるような圧迫感と痛みがあり、朝よりも午後から夕方にかけて、症状がひどくなるようならば、筋緊張性頭痛(キンキンチョウセイズツウ)かもしれません。原因は同じ姿勢を続けたままの長時間のコンピュータ作業などで、後頭部から首、肩の筋肉の緊張(収縮)が続き、血流が悪くなって「こり」を生じ、頭痛を誘発するものです。身体的ストレス加え、精神的なストレスも症状を悪化させます。
対策は首まわりのストレッチ、いわゆる肩こり体操が有効です。具体的には肩をすくめたり、力を抜いたりをくりかえすこと。肩をグルグルまわすようにほぐすこと。指を組んで腕全体を前に伸ばしたり、上方向にのびをするように伸ばしたりすること。などです。首の付け根の保温も大事です。ドラッグストアで売っているレンジでチンする肩かけ枕も良いと思います。
首に負担のかかる無理な姿勢を続けることや、目を酷使することをできるだけ避け、睡眠や休養を十分とるようにするなど、生活習慣を改善することも大切でしょう。