肩甲骨
肩甲骨内側が痛い…これってどんな症状?
肩甲骨の間と言いますか、肩甲骨の内側と言いますか、ちょうど手が届きづらい場所が痛くなる人が、結構いらっしゃいます。
ちょうど手も届きづらいですし、ストレッチもやりづらい場所です。
この肩甲骨の内側が痛くなるのは、いくつか原因が考えられます。
まず、普通に考えれば、無駄にその部分の筋肉を使い過ぎている。つまり、その場所には肩甲骨を背骨の方に近づける筋肉や首を持ち上げたり、胸を張る時に使う筋肉が主に入っています。これらの動作を無意識にやっているのを含めて、ある種のくせのような感じで痛みを出してしまう場合があります。
しかし、この場合は休息すれば症状は改善します。
臨床的によく見かけるのは、1)運動不足やある種の貧血のような状態(東洋医学的には血虚と言います)の場合。2)飲食の不摂生やある種の過労から血液の状態が良くない場合(東洋医学的には血虚やオ血と言います)。
ちょっと分かりやすく言うと、一つは血行不良、もう一つは過労です。
言われなくても、そりゃそうだって内容だったりしますが(笑)、これを東洋医学的に考えて改善を図ります。
東洋医学的には、身体が陰性に傾いて、臓腑に影響を及ぼしたり、元々の体質から他と比べて弱い臓腑に影響が出て症状が顕在化すると考えます。この症状の場合は、心や肝から症状を出していることが多いようです。