首凝り
具体的に「首こり」とは「首の後ろ、うなじ周辺の筋肉がこり固まった状態です。肩こりを訴える方は、首こりを併発していることが多いですね。筋肉の緊張による不快感や、上を向いた時に違和感を感じるのが基本ですが、頭が重くてどんよりする、腕がだるい…などは悪化一歩手前のサインです」
また、「首は6~8kgもある頭を支え、上下左右に屈伸したり回したりという複雑な動きをコントロールしています。しかし女性の首は男性より細長く、筋肉も少ないという特徴が。筋肉量に比例して血流も少なくなるため、負担が大きい上に血流も滞りがちで、首こりしやすいのです」
寒暖差の大きい春は特に注意
「春は寒暖差が激しく、自律神経が乱れて血行不良に。加えて首の血管は皮膚に近く外気の影響を受けやすいこともあり、冷え自体も血流に悪影響。その上、血行不良は筋肉の硬直を招いて末梢神経を圧迫し、より首こりを悪化させるのです」
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「首こり」しているかどうか、まずは確認 !
こんな人はなりやすい 首こり生活習慣チェック
日々の生活習慣から引き起こされることが多い、首こり。以下の項目にチェックが多いほど、首こり危険度は高めです !
□ デスクワークやパソコンでの前傾姿勢
細い首で支えるには、真っ直ぐ重心が乗っても重い頭部。前傾姿勢で重心がずれると、首にかかる負担が何倍にも。
□ ヒールの高い靴を履くことが多い
ヒールが高い靴は、重心がずれる上に不安定。その状態で歩くと肩から首に無駄な力が入り、筋肉が固まりがち。
□ 首回りの開いたファッション
首の血管は太く、全身への影響大。昼間は暖かく油断して薄着しがちな春は、朝晩に冬より冷えて血流が滞ることも。
□ スマートフォンの使いすぎ
下向きや寝転びながらなど偏った姿勢で長時間使ってしまうスマホ。不自然な角度で固定される首には、大きな負担。
□ 枕の高さが合っていない
疲れをリセットするはずの睡眠時。枕が高すぎたり小さくて寝返りが打てないと、逆にこりが進行してしまうことに。