その腰痛・肩こり・膝痛… 「悪い歩き方」が原因かも
正しい歩行でなければ、歩いてもムダ!?
普段、特別な運動をしていなくても、「いつもより長く歩いてみよう」「通勤時間は歩くようにしよう」と、歩く時間を増やしている人は少なくないだろう。しかし…
「せっかく健康のために歩く時間を増やしても、正しい歩行をしなければ、ムダ。むしろ、不健康な歩き方で体を痛めている人をよく見かけますね」
かく言う私も、運動する時間が割けない時こそ、移動時間を上手に使おうと、歩いて移動することが多い。でも、「健康に良い」と思い込んでいたのに、かえって「不健康」で体を痛めているだけだとしたら、至急、なんとかしなければいけない(汗)
私の患者さんの中で、体の中で痛みを訴える声が多いのは1位が腰痛、2位肩こり、3位膝痛。この予防のためには、本来、体を動かすことは良いことなんです。動かさないと筋肉同士がくっついてしまい、動きが悪くなります。硬くなってしまった筋肉をムリヤリ動かそうとするから『痛み』につながる。これが痛みやこりの正体。それだけに、『痛む部位の筋肉こそ、上手に動かして鍛える』ことが大切です。ウオーキングは手軽に無理なく始められる全身運動といえますね
ならば、歩く時間を増やすことは良いことのように思える。
ただ、歩き方によっては、腰や膝を悪くする可能性もあるんです。歩いている人を観察していると、腰痛や膝痛を引き起こしそうな人を多く見かけますから
歩いている人を見るだけで、体を壊しそうな人が分かるとは! では、どうやったら、「不健康ではなく、健康につながる歩き方」ができるのだろうか?